橋の名は。物語 砂川橋


砂川橋

・熊本県宇城市  ・国道3号線  ・砂川

   砂川は名称のとおり多量の砂が堆積する河川である。白砂に鳥たちが遊び、時期によっては子供達の冒険心を満足させる格好の遊び場であるに違いない。

 

  だが、しかしこの砂に地域住民は悩まされている。

1971年上流域における2日間総雨量500mmの豪雨により、小川町域において死者を伴う大災害が発生した。橋梁流失112橋、道路決壊218箇所に及ぶ記録的水害である。

  その後、4年間の歳月をかけて河川改修を行い河川の機能性は確保されたが、上流部の開発の進展等により砂の堆積には著しい状態にある。

  財政は厳しい状況にあるが熊本県では、浚渫が機動的に実施されるようになった。(ウイキペデイア・・砂川・・より抜粋)

 

  自然に堆積する白砂のある清らかな川には、鳥・魚・小動物・昆虫・なんと言っても子供達が集まり、喉を潤し・餌をついばみ・泳ぎ・冒険し・忘れがたい思い出を残してくれる。・・・出来ることならこのままの状態を維持したいところではある。

  地域住民の思いを叶えつつ、砂の過大堆積による河川氾濫防止を永久にできるような期待を込めて、川の名をそのままに「砂川橋」となったと推察される。


by 字っ茶1